タンクステンコートは、微細なSUS316Lのステンレスフレークを含有したポリオレフィン樹脂塗料です。
パネル水槽に使用される複合材のFRPは紫外線で劣化し、経年により減肉することで強化繊維のガラスが露出・飛散、日光により内部で藻や菌類が発生します。
全線透過率0%のタンクステンコートをパネル水槽に塗装することで、紫外線劣化の進行を止め、光・空気を遮断し耐用年数の上昇と衛生的な水質の維持が可能となります。
優れた耐候性と防錆力
タンクステンコートに含まれるSUS316Lステンレスフレークは塗装時うろこ状に積層しステンレスピグメント被膜を形成します。
プライマーなしにFRPなど樹脂のみならず金属にも塗布可能なため、補強金具の劣化防止も同時に行えます。
塗膜の強度も高く、曲げても塗装面は割れることなく密着しているなど、安定性の高い塗装です。
また、塗装後は金属調のシルバーグレー色となり美観も良好です。
金属のサビ止め効果もあります
タンクステンコートの優れた特性は金属でも効果を発揮します。
左の写真は13年経過後のものですが、塗布したボルトに錆はありません。